日本生命をはじめとした保険金不払いが社会問題にまで発展した時
には、悪材料として同社の株価は大きく売られました。
実際に、生命保険の利用者から問い合わせに対して、色々な部署を
たらい回しにされたあげくに、各部署からの回答がそれぞれ違うとい
う内部事情まで暴露されてしまったのです。
大手生保も同様な問題を抱えていたために、金融庁から指導を受け
ることになったわけですが、この間生命保険業界の株は大きく売られ
ることになり、しばらくは低迷が続きました。
日本生命保険は金融庁が過去5年間の保険金不払いの調査を命じ
たことを受け、内勤社員の4割にあたる約4000人の社員を、専任の
調査担当者として新たに追加したのです。
以後、日本生命は350万件を対象に約1350人の内勤社員や契約
社員が調査作業に従事しているが、今回の人員追加で約5350人
に拡大して同問題に取り組むこととなりました。
結果として、こうした取り組みがある程度評価され、また、大きく売ら
れたことにより値ごろ感がでたため買戻しの動きが活発化しました。
ですので、悪材料がでた銘柄はねらい目なんです。
大きな悪材料も、時が過ぎれば見直される時期がきます。リバウンド
が結構馬鹿に出来ないくらい大きいのです。
ですので、悪材料がでたら、時期をずらしてリバウンドを狙うのも一つ
の有効な投資手段だと思います。
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