株式投資も商品先物ほどではないにしろ情報がものをことは間違いありません。しかし、
一般の個人投資家が知りえる情報は、すでに多くの人に知れ渡っているわけです。
ですので、仮にいち早くニュースである銘柄の株価が大きく動きそうな材料を入手したと
しても実際に多くの人達がすでに知っています。
ここで多くの方が勘違いしてしまうのは、自分だけしかまだ知らないのではないかと思い
込んでしまうことで、仮にプラス材料を入手した場合にはプラスに動く方向へ投資します。
ここで実際に買いを入れたとしてもすでに株価は急騰してしまっているので指値注文を
入れたとしても当然のことながらなかなか約定しません。
あせって成行き注文を入れなおしても、残念ながら時すでに遅し、さらに同じような行動を
とられる投資家が沢山集まってくることになります。
たいていの場合、この時点ですでに天井圏を掴まされるので、多少の利が乗せられれば
御の字のような状況になるのですが、当然それでは満足できません。
そして、間違った投資判断を下すことになり、最終的には大きな損失をこうむります。
やはり、こうした情報は情報を流す人達によって相場が作られるわけです。
そうなると、どうしても個人投資家の場合はかなり不利なんです。
それよりも、こうした情報を知って、多くの投資家はどのような行動にでるかを事前に予想
したうえで相場に入るべきです。それだけでも得られる結果はかなり違います。
そして、その時も必ずチャートで相場の状況を確認することを忘れないで下さい。
もし余裕があるのであれば同業種のトップ企業と、トヨタやキャノンなどの日経225銘柄、
日経225先物のチャートの動きもチェックした上で株式市場全体の動きを把握します。
そうすることで、適切な投資判断が下せるようになります。
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